医療保険に毎月しっかり支払っているけれど、「本当にこの保障、必要?」と思ったことはありませんか?
実は、多くの人が気づかないままムダな保険料を払い続けている可能性があります。この記事では、医療保険に特化して支払いを抑えるための考え方と見直し方法を、3つのステップでわかりやすく解説します。
ステップ1:保障内容の確認し、重複項目がないかをチェック!
医療保険を見直す第一歩は、「自分が今、どんな保障に入っているのか」を把握することです。保険証券や、保険会社のホームページを確認し、以下のポイントをチェックしてみましょう。
よくある保障の重複例
- 入院日額の重複
・医療保険とがん保険の両方に「入院日額1万円」がついていて、合わせて日額2万円以上に。
・実際の入院費は高額療養費制度が使えるため、過剰保障になっている。
※高額療養費制度は、自己負担を大きく減らすことができる公的保障制度です。
年収が約370万円〜770万円の人であれば、
自己負担限度額(月毎)=80,100円+(総医療費−267,000円)×1%
となります。
- がん診断一時金の重複
・複数の保険で「がんと診断されたら一時金〇万円」がついている。
・確かに備えは手厚いが、実際に必要な金額を上回っていることも。
| 補償額の分類 | 一時金の目安 | 主な目的・カバー内容 |
|---|---|---|
| 最低限の補償 | 約50万円 | 入院・通院・検査などの初期治療費の一部をまかなう |
| 標準的な補償 | 約100万円 | 初期治療費に加えて、当面の生活費・収入減にも対応 |
| 手厚い補償 | 約150万円以上 | 長期の収入減や自由診療・先進医療・精神的ゆとりまで備える |
- 先進医療特約の二重加入
・先進医療特約は1つの契約で十分カバーできるため、複数つけていても意味がない。
チェックのコツ
- 保険の種類(医療保険、がん保険、生命保険)ごとに整理する。
- 特約の内容を確認する。特約はがん、手術などの一時金や先進医療保障の有無がポイント。
- 家族で複数の保険会社と契約している場合は、重複が特に起きやすい。
ステップ2:終身型・定期型の保険、どちらが自分に合っているか見極める
医療保険には大きく分けて終身型と定期型があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、年齢や収入、ライフスタイルに応じて選ぶことが大切です。
終身型の特徴
- 一生涯保障が続く。
- 保険料が一定(払込期間終了後は支払い不要)。
- 若いうちに入れば、トータルで割安になることが多い。
おすすめの人:
- 20代〜40代前半で、長期的に保障を確保したい人。
- 将来の保険料アップを避けたい人。
定期型の特徴
- 10年更新など、一定期間だけ保障される。
- 保険料は安いが、更新時に上がる。
- 収入が限られているときには助かるが、長期加入では割高になる。
おすすめの人:
- 40代後半以降で、保障期間を絞って必要な分だけ備えたい人。
- 一時的に保険料を抑えたい人。
判断のポイント(終身型vs定期型)
- 収入は安定しているか?
- 子どもは独立しているか?
- ローンなど固定支出は多い時期か?
こうしたライフステージの要素や出費の事情をふまえて、自分に合った保険の形を選ぶのが重要です。
ステップ3:「減らす・やめる」という選択肢を持つ
「保険は入っていないと不安」という気持ちはよくわかりますが、実は公的な保障制度や会社の制度で十分カバーされる場面が多いです。
公的医療保険がカバーする内容
- 高額療養費制度:医療費の自己負担が一定額を超えると、それ以上は国が負担してくれる。
(ステップ1で紹介) - 傷病手当金:会社員であれば、病気やケガで働けなくなった場合に給与の約2/3が支給される制度(最長1年6ヶ月)。
会社の福利厚生を確認
- 大企業や公務員の多くは独自の医療保障制度を設けています。
- 入院・手術の費用を補助してくれるケースがあります。
医療事情の変化:「短期入院」化が進んでいる
- 昔は10日以上の入院が当たり前でしたが、今は平均入院日数が10日未満と下がっている傾向。
- 長期入院よりも、自宅療養になることが多いので、「通院」や「一時金支給」に対応した保険のほうが合理的。
保険を見直すことで、未来の選択肢が広がる
不要な保障を見直して、保険料を月3,000円でも削減できれば、年間で36,000円。10年で36万円もの差になります。その分を貯金、投資、教育資金、旅行、自己投資など、未来につながることに使う方が、あなたの人生にとって価値あるお金の使い方になるかもしれません。
以下はスタンダードな医療保障です。
手術や入院は高額医療保障制度が使えたり、がん一時金はがん保険が使えたりします。また、先進医療特約が使われる病気は重い病気ですが、保険適用される確率は一年で0.1~0.3%程度とされています。目安はこの半分くらいで、少し低めに設定してもいいのかなと考えています。
| 保険内容 | 一般的な設定例 |
|---|---|
| 入院給付金 | 1日1万円 |
| 手術給付金 | 1回あたり5万円〜20万円 |
| 通院給付金 | 1回あたり5,000円〜1万円 |
| 先進医療特約 | 実費(通算2,000万円までなど) |
| がん一時金特約 | 50万円〜100万円 |
まとめ:医療保険を「守り」から「選択」へ
医療保険は、入っていれば安心という「守り」のツールではありますが、過剰な保険料を払って生活を圧迫していては本末転倒です。今の自分の状況に合った保障を「選択」し、ムダをそぎ落とすしくみで、より健全なお金の流れがつくれます。
Step 1: Review Your Coverage and Check for Overlaps
- Overlapping daily hospitalization benefits
- Duplicate lump-sum cancer diagnosis payments
- Double enrollment in advanced medical care riders
Step 2: Key Considerations (Whole Life vs. Term Insurance)
- Is your income stable?
- Have your children become financially independent?
- Are you currently in a period with high fixed expenses, such as mortgage or other loans?
Step 3: Consider the Option to Reduce or Cancel Coverage
- Understand what public health insurance covers
- Review your company’s employee benefits
- Hospital stays are becoming shorter (“short-term hospitalization” trend)


