秋は家庭菜園の「仕込み」の季節。気温が下がって作業がしやすく、冬から春にかけての食卓を支える野菜を育てるのに最適です。今年はまだ暑いので、もう少し気温が落ちてからの方がよさそうです。
家庭菜園は趣味の範囲にとどまらず、食費の節約や買い物の回数減少という倹約効果も期待できます。ここでは、プランターと畑、それぞれの家庭菜園の特徴と、買う vs 育てるのコスト比較までを解説します。一度、家庭菜園をしくみとして始めると、倹約の一助となります。
なぜ秋の家庭菜園がいいのか
- 冬の野菜の高騰を回避できる
冬から春は天候次第で葉物や根菜の価格が跳ね上がることが多く、家庭菜園で育てれば安定的に確保できます。 - 保存できる野菜が多い
秋に仕込む野菜は大根、白菜、玉ねぎなど保存性が高く、冷凍・干し野菜に加工すれば長期的な食費削減になります。
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プランターで育てる秋野菜たち
庭がなくてもベランダや玄関先で始められるのがプランター栽培のいいところです。小さくても「日々の食卓に必要な分」をまかなうには十分です。
プランターの購入にはお金がかかりますが、収穫がうまくいけばすぐに取り戻せます。また、見栄えをきしないのであれば、プランターの代わりに、発砲スチロールで育ててもいいでしょう。
おすすめ野菜(プランター)
秋~冬にかけては葉物、根菜類が多いので、少量を時期をずらして種まきし、食べきれる分だけ収穫しましょう。また、土は腐葉土、堆肥などの「再生材」を混ぜて繰り返し使用していきます。
また、プランターでの栽培の場合、タネからだと多すぎるとか、芽がでないとか、うまくいかないこともあるので、心配であれば苗を買ってきて植えてあげるのもありだと思います。
- リーフレタス:外葉を収穫しながら長く楽しめる。
- ほうれん草・小松菜:発芽率が高く、1~2か月で収穫できる。
- ラディッシュ:20日程度で収穫可能。少量ずつまけば途切れにくい。
- 万能ねぎ:根元を残せば繰り返し収穫でき、スーパーで買うより圧倒的に安い。
畑で育てる秋野菜たち
畑が使えるなら、秋は「翌年の食費をまとめて仕込む季節」となります。収穫量が多く、保存性の高い野菜を中心に育てましょう。ただし、畑とは言え、庭の一部を使った畑であれば、プランターと同じ栽培でもいいと思います。
おすすめ野菜(畑)
畝を高くして病気を防ぎ、失敗のリスクを減らします。また、一緒に植えることでお互いに良い影響を与える植物、いわゆるコンパニオンプランツ(例:にんじん+ネギ)で効率的に植えていきます。
- 白菜:鍋料理に欠かせない。高騰しやすい冬場に自給できると大助かり。
- 大根:葉も利用でき、漬物や干し大根にすれば保存も可能。
- にんにく:秋植え翌夏収穫。市販品は高価なので自給効果大。
- 玉ねぎ:秋に苗を植えて翌春~初夏に収穫。買うと重く、価格変動も大きい。
買う vs 育てる コスト比較
ここでは買うことと、育てることでのコストがどれくらい違うのかを見てみます。プランターのサイズや、畑の大きさによりますが、新しく始めてもすぐに元を取り返せることがわかります。
特に万能ねぎや大根、玉ねぎ、にんにくは「倹約効果が高い野菜」です。毎日使う食材ほど家庭菜園の強みが出ます。
| 野菜 | 市販価格(スーパー) | 育てるコスト(タネ・肥料など換算) | 節約効果の目安 |
|---|---|---|---|
| リーフレタス | 150~200円/株 | 約20円/株 (タネ換算) | 1株で約130円お得 |
| 小松菜 | 150円/束 | 約30円/束 | 1か月で3束育てれば360円節約 |
| ラディッシュ | 198円/袋(10個程度) | 約40円/袋 | 栽培ごとに約150円お得 |
| 万能ねぎ | 100円/束 | 根元を水耕・土植えで再生可 → ほぼ0円 | スーパーで買うより圧倒的に安い |
| 白菜(畑) | 300円/株 | 約70円/株 (苗+肥料) | 10株で2,300円の節約 |
| 大根(畑) | 200円/本 | 約50円/本 | 20本で3,000円の節約 (深さが必要) |
| 玉ねぎ(畑) | 50円/個(新玉ねぎ時期は高騰) | 約10円/個 | 100個で4,000円の節約 |
| にんにく | 100円/片(バラ売り換算) | 約20円/片 (タネ代) | 30片で2,400円節約 |
(目安:一般家庭でプランター or 小さな畑を想定しています)
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プランター vs 畑 比較まとめ
プランターは初期費用が抑えられ、畑は収穫量でコストパフォーマンスが高いという特徴があります。栽培の目的とコストのバランスを考えると、より効率的に“食費の倹約”につなげられます。
| 観点 | プランター栽培 | 畑栽培 |
|---|---|---|
| スペース | ベランダ・狭い庭でOK | ある程度の土地が必要 |
| 初期費用 | 数千円(プランター・土・タネ) | 数千円~1万円(肥料・道具など) |
| 向いている野菜 | 葉物、小物(レタス、ほうれん草など) | 大物(大根、玉ねぎ、にんにくなど) |
| 倹約効果 | 数百円~数千円/月 | 数千円~数万円/年 |
まとめ:育てる楽しみ、収穫する楽しみ
秋は「食卓と家計を守るための仕込み時期」。
- プランターなら日々の買い物回数を減らして小さな節約。
- 畑なら大量収穫と保存で、年間を通じて大きな倹約。
家庭菜園は手間こそかかりますが、「買うより安く、しかも新鮮」というメリットは何より大きいものです。秋からコツコツ育てて、冬から春の食費を削減してみましょう。
The joy of growing, the joy of harvesting
Autumn Vegetables for Planters
- Leaf lettuce
- Spinach / Komatsuna (Japanese mustard spinach)
- Radish
- Green onions
Autumn Vegetables for Garden Beds
- Chinese cabbage
- Daikon radish
- Garlic
- Onions
Home gardening does require some effort, but the benefits of having vegetables that are both inexpensive and fresh are invaluable. Start planting in autumn, and enjoy harvesting from winter through spring while cutting down on your food expenses.
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